Amazon Auroraの概要

本記事の目的

業務でAuroraについて調査したので、そのメモ。

Amazon Aurora 概要

Amazon Aurora(以下、Aurora)はMySQLおよびPosgteSQLと互換性のある、クラウド向けに構築されたRDBです。 商用DBと同等のセキュリティ、可用性、信頼性を10分の1のコストで実現します。

特徴

Auroraのアーキテクチャ

Aurora は、DBインスタンスと、インスタンスのデータを管理するクラスターボリュームで構成されます。

  • DBインスタンス

    • プライマリDBインスタンス

      • データの読み書きを担当、クラスターボリュームに対する全てのデータ変更を実行する
    • Aurora レプリカ

      • データの読み取りのみを担当
      • 各AZにAuroraレプリカを配置し、高可用性を維持
      • プライマリDBインスタンスが使用できなくなった場合、Auroraレプリカへ自動フェイルオーバー
  • クラスターボリューム

    • 複数のAZにまたがる仮想DBストレージボリューム
    • 各AZにはDBクラスターデータのコピーが保存される

アーキテクチャのイメージを以下に示します。

スクリーンショット 2019-08-13 23.18.14.png

Amazon Aurora DB クラスターより

上記構成から、

  • データを各AZに保存することによる高可用性の確保
  • ストレージとDB管理システムを分離することで高速化

を実現しています。

料金

Auroraの使用料金は、プライマリDBインスタンスとAuroraレプリカを合算したものです。 時間単位で計算されます。

同じインスタンスタイプのRDS for PostgreSQLと比較してみます。

アジアパシフィック(東京)リージョン、オンデマンド、db.t3.mediumの場合:

RDS for PosgreSQL Aurora
シングルAZ配置 0.112USD 0.125USD
マルチAZ配置 0.224USD 0.125USD

マルチAZでRDSを運用する場合は、Auroraを使用したほうがコストが低くなります。

参考URL

https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/awssummit-2016-amazon-aurora-deep-dive/

https://othlotech.hatenablog.com/entry/2018/10/17/180000