Amazon Auroraの概要
本記事の目的
業務でAuroraについて調査したので、そのメモ。
Amazon Aurora 概要
Amazon Aurora(以下、Aurora)はMySQLおよびPosgteSQLと互換性のある、クラウド向けに構築されたRDBです。 商用DBと同等のセキュリティ、可用性、信頼性を10分の1のコストで実現します。
特徴
- 優れた性能
- 拡張性
- 最大64TBまで自動的にインスタンスをスケール
- 高可用性
- 3つのAZに、6個のレプリケーションデータを保持
- フェイルオーバーは30秒以内で完了
- 互換性
- MySQL、PostgreSQLと完全互換性あり
- スナップショットを取得し、Auroraへマイグレーションすることも可能
Auroraのアーキテクチャ
Aurora は、DBインスタンスと、インスタンスのデータを管理するクラスターボリュームで構成されます。
アーキテクチャのイメージを以下に示します。
上記構成から、
- データを各AZに保存することによる高可用性の確保
- ストレージとDB管理システムを分離することで高速化
を実現しています。
料金
Auroraの使用料金は、プライマリDBインスタンスとAuroraレプリカを合算したものです。 時間単位で計算されます。
同じインスタンスタイプのRDS for PostgreSQLと比較してみます。
アジアパシフィック(東京)リージョン、オンデマンド、db.t3.mediumの場合:
RDS for PosgreSQL | Aurora | |
---|---|---|
シングルAZ配置 | 0.112USD | 0.125USD |
マルチAZ配置 | 0.224USD | 0.125USD |
マルチAZでRDSを運用する場合は、Auroraを使用したほうがコストが低くなります。
参考URL
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/awssummit-2016-amazon-aurora-deep-dive/